サムスン電子はグーグルの基本ソフト(OS)最新版を搭載したスマートフォン(多機能携帯電話)「ギャラクシーS4」を発売したばかりで、会談では両社の包括的な協力関係について意見が交わされたとみられる。
また、ペイジ氏は金浦空港に到着後すぐにヘリコプターで有機ELの生産ラインがある忠清南道牙山市の工場を訪問したことから、有機ELに関する話題も出たもようだ。
李副会長も会談直後、記者団に対し「(ペイジ氏が)有機ELに強い関心を見せた」と話した。
会談の内容を聞かれると李副会長は、「今後うまくやっていこうと話した」と答え、同席した申宗均(シン・ジョンギュン)IT・モバイル担当社長は「New cooperation(新しい協力)」と短く答えた。
李副会長は本社の出口までペイジ氏を見送り、一行と肩を組んで写真撮影する場面もあった。
また、グーグルのサンダー・ピチャイ副会長を記者らに「アンドロイドとクロームを運営する一番重要な方」と紹介した。
この日の会談は、サムスン電子とグーグルの「アンドロイド同盟」関係が薄れているのではないかという見方が広まるなか行われたこともあり、注目を集めた。
こうした見方は、グーグルがモトローラを買収したことでスマートフォン市場に直接参入できる環境が整い、サムスン電子とライバル関係にならざるを得ないという分析が影響している。
ペイジ氏はこの日、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領を表敬訪問する。朴大統領はその席で、雇用、成長動力を作り出す政策構想として、自身が提唱した「創造経済」について説明し、意見を求める予定だ。
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