【清州聯合ニュース】韓国中部・忠清北道清原郡で来月3日から26日まで開催される「五松化粧品・ビューティー世界博覧会」は、韓国美容産業のグローバル化を目的に企画された。
 韓国人が昔から重んじてきた「素朴な美しさ」を現代的に再解釈して新たな文化に発展させ、「Kビューティー」を韓流の次の担い手にするため、博覧会組織委員会は「韓流文化館」に特に力を入れている。
 韓流文化館は五つのゾーンで構成されている。線や色、模様、形の美しさを紹介する「韓国の美」ゾーンには、美しい流線型の陶磁器、天然染料を使った屏風、美しい文様の装身具など50点余りの文化財が展示されている。
 続く「韓国の魂」ゾーンでは、パンソリ(伝統芸能)からPSY(サイ)のヒット曲「江南スタイル」まで、韓国の「魂」を感じられる音楽を聴くことができる。また、韓国人特有の「情」や自然との「調和」、困難に負けない「根気」などを感じ取ることのできる伝統舞踊、韓屋(伝統家屋)、伝統の遊びなどが映像で紹介される。
 「韓国の人物」ゾーンでは、芸術や科学などの分野で優れた業績を残した36人をタッチスクリーンで紹介。風俗画家の申潤福(シン・ユンボク)や書画家の申師任堂(シン・サイムダン)、科学者の蒋英実(チャン・ヨンシル)、実学者の丁若ギョン(チョン・ヤギョン)など、朝鮮王朝時代の偉人が多く取り上げられている。戦争の廃墟から50年ほどで「IT(情報技術)大国」に上り詰めた成長の軌跡も見ることができる。
 また「Kワールド」と「韓流スター写真展」では、21世紀の韓流をリードしてきたスターを一挙紹介。ドラマの主人公を体験できる「仮想スタジオ」などもある。

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