先月29日に運航を開始した済州航空の金浦~金海路線の搭乗率が、航空業界関係者の予想とは裏腹に、極めて低いことがわかった。
 済州航空と韓国空港公社釜山支社が6日に明らかにしたところによると、7月5日までの同路線搭乗率は22.5%で、大韓航空の61.7%とアシアナ航空の42.6%を大きく下回った。一方、金浦~済州路線では就航日の6月5日から7月4日までに83.5%の搭乗率を記録し、アシアナ航空の83.4%と大韓航空の77.9%を制する健闘をみせた。

 済州航空関係者は、「市民の大半が、新路線就航を知らないのが原因」と分析、空港でスケジュール表や価格を記載したチラシを配ったり、馬山や昌原など近隣都市でも積極的なPRに取り組むなどしていると説明した。また、価格競争力をつけるため、就航と同時に施行した割引期間を夏休みの旅行シーズンとなる今月末まで延長する方針だ。指摘されている小型航空機の安全性問題に対しても、金浦~済州区間のように利用客が増加すれば、おのずと解決できるとの見方を示した。

 同社は2~3時間に1便という運航数不足による利用客の不便を解消するため、年末まで金浦~金海間の便数を現在の往復5便から往復7便に増やす計画だ。

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