【ソウル聯合ニュース】韓国国防部のキム・ミンソク報道官は21日の定例会見で、韓国と米国による定例の合同軍事演習「キー・リゾルブ」が同日午後に終了するが、北朝鮮の挑発に備え、警戒強化を維持する方針を明らかにした。
 今年の演習は11日に始まった。有事作戦統制権が2015年12月に韓米連合軍司令官(在韓米軍司令官)から韓国軍に移管されることを受け、今年は韓国軍合同参謀本部が訓練の計画や施行、評価を主導した。1日に始まった韓米両軍の野外機動訓練「フォールイーグル」は来月30日まで続けられる。
 金報道官は北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が前日、無人攻撃機の訓練を参観したことについて、「無人攻撃機がいつどのように攻撃するか予測するのは難しいが、監視レーダーを含む多様な探知システムと迎撃システムを備えている」と述べた。「今後、無人攻撃機の性能や配備などを綿密に追跡し、対応できる監視・迎撃システムを補強する」と説明した。
 放送局や銀行など金融機関のイントラネットが一斉にダウンした事件に対しては、「もし北朝鮮の犯行であることが明らかになれば、軍だけでなく政府レベルで対応策を講じる」とした。
 北朝鮮のサイバー戦力については、「サイバー兵器を作り、(サイバーテロなどの)活動をする国は核兵器を開発する国と一致する」と主張。学者らの「サイバー兵器を開発し、活用する国は大概がサイバー攻撃体系を戦略兵器にしている」との指摘に言及した上で、「サイバー攻撃は戦略的な攻撃」と強調した。

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