金奎顕次官(右)と会談するコーエン次官=20日、ソウル(聯合ニュース)
金奎顕次官(右)と会談するコーエン次官=20日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】来韓中の米財務省のコーエン次官(テロ・金融担当)と国務省で対北朝鮮制裁を担当するフリード調整官は20日、北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の韓国首席代表を務める外交通商部の林聖男(イム・ソンナム)朝鮮半島平和交渉本部長ら韓国政府高官と相次ぎ会談した。韓国政府は米国側から北朝鮮の貿易決済銀行「朝鮮貿易銀行」に対する独自制裁などについて説明を受け、緊密に協議することで合意した。
 コーエン次官は朝鮮貿易銀行を制裁対象に指定した理由について、国連の制裁対象に指定されている北朝鮮の朝鮮鉱業開発貿易会社と端川商業銀行に対し数百万ドルの取引を支援したと説明。韓国側と制裁履行方式を協議したとされる。
 また、政府当局者によると、北朝鮮の挑発に断固として対応し、北朝鮮の核・ミサイル開発を阻止する一方で、対話の窓は開くという「ツートラック」戦略を進めることで一致した。
 コーエン次官は企画財政部の崔鍾球(チェ・ジョング)国際経済管理官(次官補)や外交通商部の金奎顕(キム・ギュヒョン)第1次官とも会談し、北朝鮮制裁問題などを協議した。
 コーエン次官は韓国訪問の日程を終え、中国に向かう。

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