【仁川聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クンヘ)政権で新設される未来創造科学部の長官に指名され、4日に就任辞退を表明した起業家の金鍾勲(キム・ジョンフン)氏が、米国へ出国した。
 金氏は5日午前、仁川国際空港で記者団に心境を問われ、「国民と大統領に申し訳ない」と述べた。ただ、具体的な辞退の理由などを尋ねる質問には、「きのう話したことが全てだ」と答えるにとどめた。
 10代で米国に移住し、IT業界の国際的成功者として知られる金氏は、朴槿恵政権の目玉人事とされていた。4日に国会で記者会見し、「政界の混乱を見て祖国のために献身しようという心がくじけた」として辞退を表明した。

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