錦繍山太陽宮殿の開館式に出席した金第1書記(中央)と李雪主夫人(左)=17日、ソウル(朝鮮中央テレビ=聯合ニュース)
錦繍山太陽宮殿の開館式に出席した金第1書記(中央)と李雪主夫人(左)=17日、ソウル(朝鮮中央テレビ=聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】故金正日(キム・ジョンイル)総書記の一周忌を迎えた北朝鮮で17日午前、遺体が永久保存されている平壌の錦繍山太陽宮殿の開館式が行われた。
 朝鮮中央テレビや朝鮮中央放送など北朝鮮メディアは、同日午前9時から一斉に開館式の模様を中継した。
 金正恩(キム・ジョンウン)第1書記とその夫人、李雪主(リ・ソルジュ)氏は朝鮮労働党や軍の幹部らとともに宮殿を参拝した。
 黒い喪服姿の夫人は、おなかが大きく膨らみ、出産が近いとみられる。
 北朝鮮は今年同宮殿の広場に公園を造成するなど、大規模な改修工事を行ってきた。
 開館式に合わせ、永久保存されている金総書記の遺体が公開される可能性もある。
 同宮殿は今年2月16日に金総書記生誕70年を迎えたのを記念し、錦繍山記念宮殿から改称された。
 北朝鮮は故金日成(キム・イルソン)主席の一周忌(1995年7月8日)にも錦繍山記念宮殿の開館式を行い、永久保存されている故金主席の遺体を公開した。
 当時北朝鮮は故金主席の遺体を安置するため、故金主席の執務室だった錦繍山議事堂を改築する「聖域化工事」を行い、名称を錦繍山記念宮殿に変えた。

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