【ソウル聯合ニュース】韓国の主要メディアのスポーツ担当者が、韓国スポーツ界の今年最大の話題として、「ロンドン五輪総合5位 遠征大会最高の成績」を選んだ。
 聯合ニュースが「2012年スポーツ10大ニュース」を選定するため、新聞社や放送局50社のスポーツ担当部署を対象にアンケート調査を実施した。
 その結果、ロンドン五輪で金13、銀8、銅7のメダルを獲得した韓国選手の活躍ぶりが挙げられた。韓国は金10、メダル獲得数10位を目標に掲げていたが、これを上回る成績を収めた。
 射撃では秦鍾午(チン・ジョンオ)が男子50メートルピストルで2連覇し、梁鶴善(ヤン・ハクソン)は韓国体操界に初の五輪金メダルをもたらした。アーチェリー男子の呉真ヒョク(オ・ジンヒョク)とフェンシング女子の金志ヨン(キム・ジヨン)も五輪個人で韓国初の金を獲得した。
 2位に選ばれたのは、韓国プロ野球の左腕エース、柳賢振(リュ・ヒョンジン)投手の米大リーグ進出だった。柳投手はポスティングシステム(入札制度)を通じドジャースと入団交渉を進め、総額3600万ドル(約30億2000万円)の6年契約を結び、メジャーリーガーへの夢を実現させた。
 3位もプロ野球の話題で、韓国スポーツ界で初めて観客700万人を突破したことが高く評価された。この数年、野球ブームが続いているが、今季はレギュラーシーズンだけで715万6157人の観客を記録した。
 4位には、ロンドン五輪のサッカー男子3位決定戦で日本に勝った後、韓国代表の朴鍾佑(パク・ジョンウ)選手が独島の領有権を主張するメッセージを掲げ、国際的に波紋を広げた問題が挙げられた。
 また、五輪のフェンシング女子エペ個人に出場した申アラム(シン・アラム)の逆転負けのニュースが、5位となった。準決勝の延長戦で終了1秒前からタイムが経過せず、申は不可解な判定によりメダルを逃した。
 6位は、昨年のプロサッカーに続き、今年はプロバスケットボールとプロ野球でも明らかになった八百長疑惑、7位には韓国初の米大リーガーとして韓国人に希望をもたらした朴賛浩(パク・チャンホ)投手の現役引退宣言が入った。
 8~10位は▼フィギュアスケートの「女王」キム・ヨナ選手の2年ぶり復帰▼元サッカー韓国代表ののマンチェスター・ユナイテッド(マンU)離脱、韓国代表で欧州組の朴主永(パク・ジュヨン)と奇誠庸(キ・ソンヨン)の移籍▼五輪新体操で韓国最高の成績を挙げた孫延在(ソン・ヨンジェ)の人気――が選ばれた。

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