水質基準を超過した230カ所の汚染状況は、一般細菌汚染が32%で最も高く、NO3-Nが24%、塩素が13%、大腸菌が6%、有機溶剤のトリクロロエチレン(TCE)が6%などだった。このほか6価クロム、カドミウム、鉛などの重金属汚染も確認された。特に、昨今の大規模食中毒事故を受け、保健当局が汚染された地下水が原因である可能性を念頭に置いた調査に着手した状況なだけに、地下水の水質改善が急がれる。環境部関係者は、食中毒事故で言及されているノロウイルスが今回の水質調査対象項目に入っていないため正確な実態は分からないが、地下水の細菌汚染が明らかになった以上、より精密な調査が必要だと指摘した。
水質基準超過率は2002年が3.7%、2003年が3.6%、2004年が5.5%で、水質は依然として改善されていない上、一般細菌の超過率もかなり高いことが明らかになった。生活用地下水の基準超過率は4.1%、農漁業用で3.7%、工業用は2.8%など。中地下水を飲料用に使用している1452カ所のうち、水質基準を超過したのは2.9%の43カ所で、主に一般細菌と大腸菌、NO3-Nが検出された。
地域別では、汚染懸念地域では仁川が15.1%、全羅北道が14%、慶尚北道が12.7%、ソウルが10.1%などで、一般細菌による汚染値が高い。一般地域では蔚山が12%、仁川が11%、慶尚北道が8.5%などだった。
2004年末基準で、国内の地下水数全体のうち飲料用として利用されているのは33.7%、生活用地下水のうち飲料用とされているのは56.6%に達する。
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