【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が12日、電撃的に事実上の長距離弾道ミサイルを発射したことを受け、国際社会の対応が本格化する見通しだ。
 北朝鮮のミサイル発射は国連安全保障理事会決議案に反するというのが国際社会の判断だ。28カ国と国連など3つの国際機関は北朝鮮に対し、ミサイル発射の中止を求める声明などを発表してきた。
 北朝鮮のミサイル発射を受け、国連安保理はきょうにも緊急理事会を開催するとみられる。4月のミサイル発射の際は議長声明が出されるまで3日がかかったが、今回は中国も北朝鮮のミサイル発射は安保理決議案に違反するとしており、早期に措置が取られるとの見方が出ている。中国の協力がある場合は議長声明ではなく、法的拘束力を持つ決議が発表される可能性もある。
 ただ、韓国外交消息筋は「中国は何よりも北朝鮮の安定を重視している。北朝鮮を刺激する制裁問題に積極的に出る可能性は大きくない」と述べた。韓国政府は米国や日本、欧州連合(EU)と北朝鮮のミサイル発射への対応を協議してきた。

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