【ソウル聯合ニュース】韓国の貯蓄銀行19行のうち15行が今年7~9月期に赤字を計上した。金融監督院が15日までに明らかにした。 
 10億~30億ウォン(約7400万~2億2100万円)台の黒字となったのは4行のみ。19行の当期純損失は2998億ウォンだった。
 ソウル貯蓄銀行と新羅貯蓄銀行は、国際決済銀行(BIS)基準の自己資本比率がマイナスとなり金融監督院の特別監査を受けた。
 ソウル貯蓄銀行は614億ウォンと損失が最も大きく、新羅貯蓄銀行も553億ウォンの赤字となった。金融監督院はこの2行に対する監査を行い、大株主に増資を要請した。
 健全性を示すBIS比率は19行のうち16行で3か月前より下落した。
 ソウル貯蓄銀行のBIS比率は1.6%からマイナス5.5%に、新羅貯蓄銀行もマイナス0.3%からマイナス6.1%に急落した。
 貯蓄銀行の経営状態がさらに悪化すれば、年内に新たに営業停止処分が下される可能性も指摘される。

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