LGフィリップスLCDはこうした計画などを盛り込んだ事業報告書をこのほど、ニューヨーク証券取引所と金融監督院に提出した。報告書によると、同社は5月に広州工場建設に向け広州市経済技術開発区委員会と投資協約を締結した。広州工場が新設されれば、2003年から稼動し現在月産150万~200万台規模の南京工場と14日に着工式を行ったブロツワフ工場に続く海外3番目の工場になる。ブロツワフ工場は2011年まで4億2900万ユーロを投資し、来年3月までに年産300万台規模のモジュールラインを完工する計画だ。量産に入ると、生産規模は2011年までに年間1100万台に拡大される。
広州工場新設計画と関連しLGフィリップスLCD関係者は、投資協約では建設時期や規模、投資額などは決めなかったと説明した上で、今後具体的な内容を決定する考えを示した。
ただ、最近の液晶パネル販売価格の下落や在庫増などを理由に、第2四半期の事業見通しを引き下げたのに加え、減産の可能性も出ているため、広州工場建設を早期に実現するのは難しいとされる。事業報告書は、今年の投資額が約4兆2000億ウォンに達するとの見通しを示しながらも、市場環境が厳しかったり、実際の投資が計画をはるかに上回る場合、資金が足りない可能性もあるとして、工場設備の増設やポーランド工場の建設を取りやめる可能性もあるとしている。
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