【ソウル聯合ニュース】韓国の拉致被害者家族が北朝鮮にいる身内の生死確認を国連機関に要請した。
 韓国社団法人の北韓人権市民連合は19日、「拉致被害者家族に代わり9日、国連人権理事会の『強制的失踪作業部会』に1970年代に拉致された3人について生死確認を要請する陳情書を提出した」と明らかにした。
 同法人は今年3月、6月、9月にも同作業部会に拉致被害者の生死確認を要請している。
 2010年には1969年の北朝鮮工作員による大韓航空機ハイジャック事件で北朝鮮に拉致された被害者3人の生死確認を、同作業部会を通じ北朝鮮に問い合わせたが、北朝鮮からの答えはなかった。
 同法人は持続的に国連機関に要請する理由について、「北朝鮮と国連に圧力をかけるため」としている。また、「北朝鮮から答えを聞くためには今後も陳情書を国連に送り続けなければならない」と主張した。
 日本は拉致被害者数が韓国よりも少ないながらも、政府が拉致問題に積極的に取り組み北朝鮮から公式謝罪を引き出したことに言及し、韓国政府も関心を持つよう訴えた。

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