大韓民国臨時政府記念事業会は21日、臨時政府記念館建立委員会を発足させると明らかにした。発足式と委員会初めての全体会合が23日にソウル歴史博物館で開かれる。
 発足式では、記念委員会理事会が推した大韓赤十字社の徐英勲(ソ・ヨンフン)元総裁が建立委員長に選ばれる見通しだ。建立委員には愛国運動で知られる安椿生(アン・チュンセン)氏をはじめ、学界や経済界、文化界関係者215人が出席する。

 記念事業会は委員会の発足について、大韓民国憲法の前文に「大韓民国は臨時政府の法統を継承する」と記されているが、いまだ臨時政府記念館さえない現実の克服に向けた活動の第一歩だと説明した。また、記念館建設の推進において、政府の確固たる意思や国民の関心が不可欠だと強調し、国民向け募金運動を進める考えを示した。

 記念事業会側は、臨時政府記念館を臨時政府関連資料を展示する博物館・図書館として活用することで、臨時政府研究の中心に位置付けたいとしている。

 大韓民国臨時政府は1919年に中国・上海で樹立され、1945年まで亡命政府として抗日独立運動をリードした。

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