今回の大統領選は韓国史上初の女性候補対男性候補の対決であり、既存の政党政治と安哲秀式の新しい政治形態の対決でもあり、歴代のどの大統領選よりも激しさを増しそうだ。
3氏の対決は最初から「攻撃モード」になると予想される。
安氏は出馬宣言で「今、大韓民国は古い体制と未来価値が衝突している。未来に向けて古い流れを変えなければならない」と述べた。朴氏と文氏を同時に「古い体制」と規定したのではないかとみることができる。
朴氏側は既に、文氏については「盧武鉉(ノ・ムヒョン)の影」、安氏については「政治未経験者」と規定し、攻撃している。
一方、文氏側は朴氏に対し、父親の朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領が敷いた維新体制など、朴正熙政権時代に対する認識をめぐり攻撃を続けている。
3者対決の構図確定と同時に、3候補の支持率にも注目が集まっている。
総合編成チャンネルjTBCと世論調査会社のリアルメーターが17~18日に1500人を対象に実施した世論調査の結果、朴氏は支持率38.6%で、文氏(26.1%)と安氏(22.5%)を圧倒した。
ただ、2者対決では、文氏(47.1%)が朴氏(44.0%)を誤差範囲内で上回った。文氏と安氏の対決でも文氏が44.9%と安氏(32.3%)を大きく引き離した。
今後の選挙戦の行方を左右する最大の要因は野党陣営の候補一本化ということに異議はない。文氏と安氏の双方が既に候補一本化の方式や時期などについて水面下の神経戦に突入した動きも察知される。
ただ、一部では安氏が新しい政治をモットーに、独自に出馬する可能性もあるとの見方も出ている。安氏は出馬宣言で「現時点で候補一本化について論議するのは不適切だ」との考えを示した。
Copyright 2012(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0