【ソウル聯合ニュース】韓国の銀行の外貨借り入れ環境が良好な状態を続けている。
 金融監督院は13日、8月に国内銀行の短期借り入れの借り換え率は81.2%、中長期借り入れの借り換え率は437.0%で、短期資金を返済し長期資金を調達して借り入れ構造を長期化したと明らかにした。
 借り換え率とは、銀行の借り換え状況を把握する指標で、借り換え率100%というのは満期を迎える借り入れ分だけ、新規で借り入れたことを意味する。
 外為健全性の指標である外貨の流動性比率は、指導基準85%以上を上回る106.4%を記録。外貨借り入れの上乗せ金利も短期、中長期ともに改善した。
 金融監督院は外貨借り入れ環境と指標が良好な水準を続け、当分の間、外貨流動性に問題がないだろうと評価した。
 ただ、内外金融市場の不確実性が続くことなどを踏まえ、従来の外貨流動性の拡大基調を維持し、ストレステスト(健全性審査)実施などの努力を続ける方針だ。

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