当局間の共同記念行事後、記念撮影する当局代表団=15日、光州(聯合)
当局間の共同記念行事後、記念撮影する当局代表団=15日、光州(聯合)
光州で行われている南北共同宣言6周年記念の民族統一大祝典2日目の15日、民族統一大会開催に続き、韓国と北朝鮮の当局代表団は共同行事と座談会に臨んだ。
 韓国側当局代表団長の李鍾ソク(イ・ジョンソク)統一部長官は当局者代表団間の共同行事で、現在の情勢は友好的なばかりではないと前置いたうえで、「2006年は双方にとって選択の年」として、双方の関係を後戻りできないような平和と協力段階に引き上げなければならないと述べた。核問題といった朝鮮半島の平和問題でも、現在の滞った状態を打開するために双方当局の積極的な役割が必要だと強調した。

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 北朝鮮当局代表団長の金英大(キム・ヨンデ)民族和解協議会会長は、南北共同宣言の意味を強調しながら、「当局が時代錯誤の体制対決や理念対決など最後の障壁を打ち壊さない限り、共同宣言の履行への道はたやすくないだろう」と述べた。相手側の思想と理念、制度を認め、尊重するための実践的な措置を速やかに取るよう促した。

 韓国側諮問団長を務める丁世鉉(チョン・セヒョン)元統一部長官は、南北を結ぶ列車の開通を希望した。また、核問題が解決され南北首脳会談が定例化し、朝鮮半島に恒久的な平和が定着すれば、国際社会も統一の努力を保障してくれるだろうと強調した。

 共同行事の後は、双方当局団全員が参加しての座談会が非公開で進められ、南北関係全般にわたり意見交換がなされた。

 午前に開かれた民族統一大会では、韓国と北朝鮮、海外代表団が民族に呼びかける共同文を採択した。▼民族の力を合わせ祖国統一を実現する▼民族自主で統一への活路を開く▼民族を挙げての平和運動で民族の安寧を守る▼民族の大団結で祖国統一の新たな転機を作る――との内容。この場で、北朝鮮側民間代表団長の安京浩(アン・ギョンホ)祖国平和統一委員会書記局長は、現在の南北関係は危なっかしい初歩的な状態の共存関係との見方を示し、対決という古い観念や慣行、枠組みが民族の大団結を妨げていると述べた。民間代表団はその後の共同行事で、学術や女性、宗教、教育などの部門ごとに集まりを持った。


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