初期の作品から遺作まで計14作品が披露される予定で、来月15日~10月2日にソウル市鍾路区のソウルアートシネマで、「小津安二郎回顧展」と題して開かれる。韓国シネマテック協議会と日本の国際交流基金の共同開催。
初期の無声映画の傑作「生れてはみたけれど」(1932年)や、代表作「晩春」(1949年)、「東京物語」(1953年)をはじめ、「早春」(1956年)、「麦秋」(1951年)など、季節と人生を暗示する白黒映画を上映する。
また、初期のカラー映画「彼岸花」(1958年)や小市民の生活をユーモラスに描いた「お早よう」(1959年)、遺作となった「秋刀魚の味」(1962年)などカラー映画も観賞することができる。
後期の作品に比べより不幸で切迫した世界を描いた「宗方姉妹」(1950年)は韓国初上映となる。
国際交流基金が提供する「生れてはみたけれど」や「宗方姉妹」、「東京物語」、「早春」、「浮草」(1959年)、「小早川家の秋」(1961年)などの6作品は入場料無料で鑑賞できる。そのほかの作品は、一般6000ウォン。
詳細はホームページ(www.cinemathrque.seoul.kr)か電話(02-741-9782)で。
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