朝鮮戦争の大規模救出作戦、映画化が決定

【ソウル14日聯合ニュース】朝鮮戦争が始まった1950年当時、民間人約10万人を避難させた「興南撤収作戦」が映画化される。映画制作会社が14日、ソウル市内で映画の制作計画を公開した。
　映画は下半期（6～12月）に撮影に入り、来年5～6月に世界21カ国で同時公開する予定だ。監督と出演俳優については交渉中で、米軍役の米国俳優はアーノルド・シュワルツェネッガーをはじめ、数人と交渉を進めているという。
　制作会社側は国民の安保意識を喚起させ、感動的なヒューマンストーリーに完成させる予定だと明らかにした。総制作費は200億ウォン（約15億円）で、国防部も協力する。
　「興南撤収作戦」は朝鮮戦争で中国人民解放軍の介入により、南側の形勢が不利になった1950年12月15日から24日までの10日間、米軍と韓国軍が兵力10万人と車両1万7000台、35万トンの軍需品を北朝鮮の興南港から公海上に撤収させる過程で、避難民10万人を船で救助した史上最大といわれる救出作戦だ。