韓国人は働きすぎ、労働時間年2千時間以内に短縮へ

【ソウル14日聯合ニュース】雇用労働部は14日、来年の業務推進計画を李明博（イ・ミョンバク）大統領に報告。経済協力開発機構（OECD）加盟国で最も長い韓国労働者の労働時間を2012年までに1950時間に減らすため、法定労働時間外で週12時間以上の労働が認められる特例業種を縮小することにした。
　企画財政部がこのほど発表した報告書によると、韓国の年間労働時間は2255時間で、OECD平均（1766時間）に比べ31．7%長い。
　雇用労働部はこれに向け、来年に実態調査を実施するとともに、政労使委員会での論議、関係官庁との協議などを経て、改善策を打ち出す方針。2012年には勤労（労働）基準法を改正する計画だ。
　労働時間特例業種は運輸業、販売保管業、金融保険業、映画制作興行業、通信業、教育研究業など12業種で、従事者は2008年基準で683万人、労働者全体の42．1%を占めている。