国会国防委員会による国防部国政監査で述べたもの。北朝鮮は50~100キロメートルの距離でGPS受信を妨害する能力を有すると判断していると説明した。ただ、東海(日本名:日本海)で操業していた韓国漁船「55デスン」が北朝鮮当局に拿捕(だほ)された件に関しては、北朝鮮側と距離があり、これとは無関係だと述べた。
韓民求(ハン・ミング)合同参謀会議議長も、北朝鮮にはGPS受信妨害能力があると認め、西海岸の受信障害は北朝鮮によるものと判断していると述べた。
軍当局は、米国のシステムと連動した軍用GPSと民間GPSを使用している。現在、北朝鮮の受信妨害に対抗する策を詳細に講じている。
8月23~25日の3日間、全国GPS受信・監視局29か所のうち、全羅南道の西の沖合いにある紅島から忠清南道・安興にかけての一部地域で数時間、電波受信が断続的に中断された。このため政府と軍が原因究明に着手していた。
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