【ソウル19日聯合ニュース】リビアの韓国外交官追放事件に端を発した同国との外交摩擦を解消するため、国家情報院の代表団が再度リビアを訪れ、現地情報当局と交渉を行ったようだ。政府筋が19日に伝えた。交渉により双方の誤解がずい分解け、問題は解決に向かっているという。代表団は先週リビア入りし、今週中に帰国する予定だ。
 また、リビア国営電力庁が大宇建設と発電所建設工事契約を締結したこと、宗教法違反で先ごろ逮捕された現地在住韓国人牧師らの家族面会、領事面談が実現したことからも、不和が解消されつつあることがうかがえる。
 国家情報院の代表団は先月20日にも交渉のためリビアを訪れた。リビア側はその際、国家情報院職員がリビアの兵器リストなど軍事情報を収集し、これを米国やイスラエルに渡そうとしたとスパイ容疑を提起、謝罪と再発防止を求めた。これに対し韓国側は、韓国防衛関連企業の輸出を後押しするための情報収集活動だったと釈明したとされる。

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