焼香する朴槿恵元代表=26日、ソウル(聯合ニュース)
焼香する朴槿恵元代表=26日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル26日聯合ニュース】朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領の30周忌にあたる26日、ソウル・銅雀洞の国立顕忠院で追悼式が執り行われ、元・現国会議員や閣僚経験者ら約2500人余りが故人をしのんだ。
 式は民族中興会が主催し、遺族代表として朴槿恵(パク・クネ)元ハンナラ党代表と弟の志晩(チマン)氏、ハンナラ党からは鄭夢準(チョン・モンジュン)代表や許泰烈(ホ・テヨル)、孔星鎮(コン・ソンジン)の両最高委員ら党役員、議員が参列した。ハンナラ党代表が朴元大統領の追悼式に出席するのはこれが初めてとされる。また、親朴(槿恵)議員や親朴連帯議員も出席した。
 式では朴槿恵元代表も追悼の言葉を述べた。「父が突然わたしのもとを去った時、天が崩れ落ちたようで、悲しみも感じないほどの衝撃だった」と当時を振り返った後、朴前大統領をめぐり数多くの言葉や出来事があったものの、まだ多くの国民が懐かしんでいること自体が、どんな人物でどんな大統領だったかを証明するものだとした。特に経済開発と自主国防にすべてをかけたと述べた。
 一方、式に先立ち開かれたハンナラ党最高委員会議で、安商守(アン・サンス)院内代表は「朴元大統領は近代化と産業化を成し遂げ、民族を貧困から解放し、韓国経済の奇跡という不滅の功績を打ち立てた。これは数十年を見通したリーダーシップと国民の底力に支えられた」と評価した。

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