あいさつを述べる李大統領=19日、ソウル(聯合ニュース)
あいさつを述べる李大統領=19日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル20日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は19日、現在は世界が経済危機で苦境に陥っているが、それを理由に気候変動対策が後退してはならないとの考えを示した。
 世界大都市気候先導グループ(C40)第3回サミットに出席するため訪韓した主要国の市長団と代表団を青瓦台(大統領府)に招いての夕食会で、歓迎のあいさつを通じ述べたもの。気候変動は根本的な対策と持続的な努力が必要な人類最大の当面課題とし、このように強調した。
 その上で「これは選択の問題ではなく、すべての国と都市が共に解決すべき大きな課題」との認識を示し、特に気候変動対策は大都市が責任感を持って推進すべき課題だとした。現在、二酸化炭素排出量の80%が地球面積の2%にすぎない大都市で発生していると指摘した。
 李大統領は、ソウル市長在任中に実施した交通体系改編や清渓川復元事業などに言及し、ソウル市長として進めた緑豊かな都市づくりの経験と成果は、韓国が推進している「低炭素グリーン成長戦略」の土台となったと紹介した。また、韓国はIT技術を活用した交通知能化、エネルギー技術、建設能力などを結合し、低炭素時代を先導する未来型都市の建設に力量を集中させ、C40サミット参加都市と経験を共有し知恵を分け合うと述べ、協力を呼びかけた。
 夕食会には、ソウル市をはじめ、トロント、ロンドン、東京など世界41カ国80都市の市長団と代表団、韓国の経済界関係者らが出席した。
Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0