【ソウル22日聯合ニュース】国内に滞在する外国人の犯罪が毎年増加している。警察庁が22日に発表したところによると、昨年に殺人や強盗などの罪で摘発された外国人は2万623人で、初めて2万人を超えた。
 外国人の犯罪者は、2003年の6144人から2004年に9103人、2005人に9042人、2006年に1万2657人、2007年に1万4524人と毎年増加している。
 犯罪内容では麻薬・詐欺の増加が目立つ。昨年麻薬犯罪で摘発された外国人は694人で、これまで最高だった2007年(231人)の3倍に達した。2006年(73人)と比べると2年間で約10倍に増えている。知能犯(詐欺事犯)も2003年の834人から2008年には7472人に急増した。
 外国人による犯罪の増加現象は、殺人、強姦(ごうかん)などの凶悪犯罪でも顕著に表れた。外国籍の殺人犯は2003年が32人、2004年が60人、2005年が42人、2006年が72人、2007年が54人で、2008年には過去最多の85人に達した。
 外国人労働者対策市民連帯のパク・ワンソク幹事は、「主要犯罪では外国人の犯罪発生率が韓国人をはるかに上回っている。昨年は外国人の麻薬犯罪が人口比で韓国人の3倍水準に達した」と話している。また、現行の外国人管理制度では凶悪犯罪を犯した外国人が追放されても、名前を変えるなどとして再入国することが可能で、実際にそうしたケースが頻繁に起きていると説明。外国人犯罪の増加に合わせ、関連制度を早急に補完すべきだと指摘した。
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