慶尚南道・巨済で自身の記録展示館起工式に出席した金元大統領は、「最近明らかになっている盧前大統領の問題に、遠からず刑務所に行くことになると信じている国民がほとんどだ。どれほど不幸なことか」と述べた。また、全斗煥(チョン・ドゥファン)、盧泰愚(ノ・テウ)元大統領に続き盧前大統領までが拘束されることになれば、韓国は不幸な歴史を歩むことになり「世界に恥じること」だと嘆いた。
また金元大統領は、北朝鮮のミサイル発射にも言及し、強く糾弾すると強調した。世界がこれまでない経済危機で苦境に陥り、数多い北朝鮮住民が飢え死をしていく痛ましい現実のなかで、独裁者が膨大な費用をかけミサイル発射実験を行ったのは、韓国と国際社会に対する挑戦であり到底許せない犯罪行為だと語気を強めた。
さらに、金大中(キム・デジュン)元大統領は金正日(キム・ジョンイル)総書記に6億ドルを渡し南北首脳会談を実現させたと指摘し「金と引き換えの首脳会談などあり得るだろうか。まともに発表されていないだろうが、おそらく盧前大統領も同じをことを行ったはず」との考えを示した。
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