業務報告で冒頭発言を行う李大統領=18日、ソウル(聯合)
業務報告で冒頭発言を行う李大統領=18日、ソウル(聯合)
【ソウル18日聯合】李明博(イ・ミョンバク)大統領は18日、「働かず失敗もしない公職者を望んでいるのではない」と述べ、積極的に業務に責任を尽くした末に失敗した人については政府が責任を持つとの考えを示した。
 新年度業務報告初日の同日、企画財政部、公正取引委員会、金融委員会の経済3庁による報告を受けた席で述べたもので、働かない人が漁夫の利を得ることがあってはならないと強調した。

 この発言は、一部の公職者らが経済危機対策で「失敗と責任」を恐れ動かずにいることに対し、政府が先頭に立ち障害を取り除くと明らかにすることで、公職者に前向きな考え方で積極的に危機対策を行ってほしいと注文したものと受け取れる。

 李大統領は、監査院監査でも業務中の失敗は容認できるよう原則を立てたと述べ「多くの経済主体があるが、皆さんが先鋒(せんぽう)とならなければ(経済危機を)克服することもチャンスとすることも不可能だ」と呼びかけた。


Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0