北京入りした北朝鮮首席代表の金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官=7日、北京(聯合)
北京入りした北朝鮮首席代表の金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官=7日、北京(聯合)
【北京7日聯合】北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の首席代表会合が、8日から10日まで中国・北京で行われる。
 5か月ぶりとなる会合で、南北と米日中ロの6カ国は北朝鮮の核開発計画を検証する議定書の採択を進め、足踏み状態にある非核化2段階(核施設無能力化と100万トン相当の対北朝鮮重油支援)完了時期を確定する計画だ。韓国首席代表を務める金塾(キム・スク)朝鮮半島平和交渉本部長が率いる韓国代表団は7日に北京入りする。金本部長は同日午後に米国首席代表のヒル国務次官補、日本首席代表の斎木昭隆外務省アジア大洋州局長と会い、会合の戦略を調整する予定だ。

 今会合の最も重要な議題となる検証議定書の採択について、韓日米などは検証の中核となるサンプル採取を可能にする文言を合意文に盛り込むべきとの立場だが、北朝鮮はサンプル採取は核放棄の交渉で扱うべきだと主張しており、難関が予想される。これに先立ち、4~5日にシンガポールで進められた米朝首席代表会合でも、サンプル採取の文書化に関する米国の折衷案に対し、北朝鮮側は「もう少し協議する必要がある」として明確な立場を示さなかったとされる。

 また今会合で、韓米は当初10月までに完了することにしていた非核化第2段階を、来年3月までに終える方向で日程を再調整する案を推進する。日本が拉致問題の未解決を理由に保留している北朝鮮への重油支援については、国際募金で代替する案を協議する予定だ。

 外交消息筋は、今会合の会期は3日間となっているが、状況により1~2日延長される可能性もあると伝えている。


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