北朝鮮の偽ドル札「スーパーノート」、摘発今も続く

【ワシントン1日聯合】米金融当局が取り締まりを継続しているにもかかわらず、北朝鮮が製造した偽造米ドル紙幣の摘発が続いている。リービー財務次官（テロ・金融情報担当）が1日、上院財政委員会の公聴会に提出した報告書を通じ明らかにした。国土安全保障省傘下のシークレットサービスは北朝鮮の偽札製造活動に対する調査を続けており、「スーパーノート」の名で知られる精巧な米ドル紙幣は今も発見されているとした。最近の摘発状況やどのような措置を取ったかなど、具体的な内容については言及されていない。
　米当局は2006年10月、偽造米ドル紙幣に関する報告書の中で、1989年にシークレットサービスが北朝鮮製の精巧な偽造100ドル、50ドル紙幣「スーパーノート」を初めて発見して以来、16年間で5000万ドル相当を回収したと明らかにしている。