会談を終え、握手を交わす南北代表団(共同取材団提供)=14日、ソウル(聯合)
会談を終え、握手を交わす南北代表団(共同取材団提供)=14日、ソウル(聯合)
第7回南北将官級軍事会談で韓国側実務会談代表を務めた国防部の文聖黙(ムン・ソンムク)北朝鮮政策チーム長は14日、共同漁労区域に関する折り合いがつかず合意に至らなかったと明らかにした。会談終了後の会見で述べたもの。一方で、会談で南北管理区域における通行・通信・通関の「3通」問題の解決に北朝鮮が合意したことは大きな意義があると評価し、関連合意書はサインして交換が終わっており、すでに発効したと説明した。
 韓国側は北方限界線(NLL)を基線として等面積で共同漁労区域を設定する考えなのに対し、北朝鮮側はNLL南方の海上に共同漁労区域と平和水域を設けようという立場を示している。文チーム長は、平和水域を設定すべきという点と共同漁労区域内での交易・操業方法に対しては意見の歩み寄りがあったものの、どの位置に設定するかで折り合いがつかず合意書をまとめることができなかったとし、今後協議を続けていくと述べた。

 また、会談では海州直航路や漢江河口の共同利用、白頭山直航路、軍事共同委員会の日程など、その他の事案についても意見を交換しており、国防相会談で合意した内容となることから引き続き協議するとした。しかし、今後の日程については話し合ったものの具体的な日程が決まらず、韓国が立場をまとめてから北朝鮮に知らせることにしたと話している。


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