学生らを相手に講演するヒル次官補=1日、ソウル(聯合)
学生らを相手に講演するヒル次官補=1日、ソウル(聯合)
6カ国協議の米国首席代表を務めるヒル国務次官補は1日、北朝鮮のウラン濃縮計画(UEP)推進疑惑に対し、ウラン濃縮に使用される施設・資材を北朝鮮が導入した証拠があるとしながら、年末までに関連疑惑を明確に究明する意思を示した。
 梨花女子大学国際大学院で行った講義で述べた。「われわれは北朝鮮のUEP疑惑に関するさまざまな情報を持っている」とし、公開されたものだけ見ても、パキスタン核科学者のカーン博士が核兵器製造に必要な遠心分離機12~20機を北朝鮮に売ったことを、ムシャラフ大統領が回顧録で明らかにしていると紹介した。このほか、高強度アルミニウム管に対する情報もあるとしている。

 ヒル次官補は、北朝鮮がUEPに言及してこそ問題を突破することができるが、もしこれを隠そうとするなら問題になるだろうとし、「北朝鮮がUEPについて何を行ったのかを解明し、関連資材などを処分するよう望む」と語気を強めた。米国は北朝鮮が購入したアルミニウム管の用途などについて北朝鮮と充実した話し合いを行っており、年末までにこの問題を明確にすると強調している。

 ヒル次官補は3~5日に訪朝し、寧辺核施設の無能力化状況を確認するほか核開発計画申告についても話し合う予定だ。


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