米国産牛肉第1陣到着、畜産農家ら強い反発

2年10か月ぶりに輸入が再開された米国産牛肉が、30日午後、仁川空港に到着した。骨を除去したカルビやロースなど約9トンは、国立獣医科学検疫院仁川支院の畜産物保管倉庫に移送された。農林部が骨片などが混入されていないかなどを中心に全ケースの開封検査と食肉異物検出器によるX線チェックを行う。

　農林部関係者は「特定危険部位が検出された場合は輸入を再び中断する。骨片などが発見されれば該当輸出作業場の承認を取り消す」とし、厳格な検査方針を示した。第3陣の到着までは通常より厳格な検査を行い、第4陣からは全体の5%に対する無作為検査を実施する計画。

　一方、この日牛肉が運びこまれた倉庫では、全国韓牛協会の会員10人余りが訪問し監視活動を行った。また、主要農民団体で構成された韓米自由貿易協定（FTA）農畜産非常対策委員会は声明書を発表し、政府に対し米国産牛肉輸入再開の方針を即刻撤回するよう求めた。


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