江原道と京畿道、慶尚北道、全羅北道など中部圏で14日から降り続けている豪雨のため、18日午後3時現在までに確認された人命被害は死亡者21人、行方不明者29人と集計された。中央災害安全対策本部が明らかにした。地域別では江原道が死亡者19人・行方不明者27人で最も多く、京畿道は死亡者・行方不明者が各1人、忠清北道が行方不明者1人、全羅北道が死亡者1人。
 事故原因別でみると、土砂崩れによる死亡者が17人・行方不明者3人、河川の氾濫(はんらん)による死亡者が2人・行方不明者17人、渓谷の急流による死亡者が2人・行方不明者9人となった。被災者は1561世帯3777人に及び、このうち614世帯1528人は帰宅したが、947世帯2249人は学校や町内会館などで避難生活をしている。財産被害は住宅2305棟が浸水し、481棟が全壊または半壊した。農耕地も7280ヘクタールが冠水し、1658ヘクタールは流失または埋没した。江原道では上水道の浸水で5市29郡で水の供給が中断、13か所では復旧したが残り地域はいまだ非常給水中だ。全国で5万1405世帯で停電が発生し、89%に当たる4万5816世帯は復旧したが、土砂崩れや道路の流失などで江原道とソウル市の一部では復旧が遅れている。

 梅雨前線は現在南下しており、南部地方では豪雨への警戒を強めている。気象庁は、19日正午までに全羅南道・北道、慶尚南道に50~100ミリ、多いところで150ミリ、忠清南道・北道、慶尚北道、江原道、鬱陵島、独島に30~60ミリ、多いところで80ミリの雨が降ると予測している。


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