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<W解説>韓国・与野党、協力体制の構築は遠く=前大統領の弾劾で対立激化
韓国のイ・ジェミョン(李在明)大統領は今月8日、大統領室庁舎に革新系与党「共に民主党」のチョン・チョンレ代表と保守系最大野党「国民の力」のチャン・ドンヒョク代表を招き、昼食会を兼ねた会合を開いた。李氏は与野党が過度に対立することは望ましくないとして、対話による協力の姿勢を示した。会合では、3者が手を取り合い、笑顔で握手する場面もみられた。しかし、チョン氏は9日、国会本会議で演説し、昨年12月のユン・ソギョル(尹錫悦)前大統領による「非常戒厳」の宣言で国家が混乱したことに、当時与党だった「国民の力」に対し、反省と謝罪を改めて要求。「謝罪なしには協力はない」との立場を重ねて示した。チョン氏が演説の中で「国民の力」を「内乱党」と表現したことに「国民の力」は反発した。与野党の協力体制の構築、そして、李氏が目指すその先の「国民統合」にはまだ時間がかかりそうだ。