習近平中国国家主席は23日、中国共産党総書記に再選し政権3期目が確定した。習主席の再選を通して、中国におけるこれまでの権力構図は完全に崩れた。「最高指導者による10年執権」という慣例が崩れたのはもちろん、中国共産党最高指導部である常務委員会の全員を「忠誠派・最側近」で固め、改革・開放以降40余年維持されてきた中国の「集団指導体制」も形骸化させた。また、党高位層の「七上八下」(67歳以下残留・68歳以上引退)など、独裁防止のために確立された政治慣例と原則もすべて崩壊した。さらには、後継者を指名しないことに加え「習近平の核心地位守護」を国の憲法より上の共産党の党憲に加えたことで、「終身執権」の道が開かれた。
Copyright(C) herald wowkorea.jp 96