韓国・龍仁特例市の関係者が、申請を受けた製品を収集している様子(画像提供:wowkorea)
韓国・龍仁特例市の関係者が、申請を受けた製品を収集している様子(画像提供:wowkorea)
韓国キョンギド(京畿道)のヨンイン(龍仁)特例市に住んでいるチョン氏(43歳)は、今月初め料理に使う日本の醤油を買うため近くのスーパーに立ち寄った。買い物を終えたチョン氏が夕食の支度をしていると、テレビで日本産食品の放射能検出への懸念に関するニュースが流れた。

チョン氏は「料理に使う日本の醤油に放射能があったらどうしよう」と心配になり、龍仁特例市の「市民放射能検査請求制」が頭に浮かんだ。

チョン氏は「日本の醤油はこどもたちが好む食品なのに、心配になり申請した」として、近くのスーパーの製品に対する検査を龍仁特例市に申請した。

これを受け龍仁特例市はこのスーパーの製品を収集し、京畿道保健環境研究院に検査を依頼した結果、ヨードやセシウムなどが基準値以下であることから「適合」と判定された。

龍仁特例市は28日「ことし、市民の放射能検査請求制を通じて受け付けられた加工食品39件・水産物14件・農産物6件など計59件に対し放射能の安全性を検査した結果、全て適合したものだと確認された」と明らかにした。

龍仁特例市は放射能汚染物質への懸念と不安を解消するため、ことしから「市民放射能検査請求制」を施行している。

市の関係者は「放射能への懸念に関する市民たちの不安を減らすため、市民放射能検査請求制を施行している」とし「市民たちが安心して食品を購入できるよう、食品安全管理に最善を尽くしていく」と語った。

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