資源富国であるベトナムと、精錬などの高付加価値技術もった韓国が、核心鉱物供給網センターを設立し、レアアースなど核心鉱物の供給網協力体制を築き、温室ガスの国外削減移転協力を本格化するなど、両国経済協力の地平が広がることになる。
韓国の産業通商資源部(経済産業省に相当)は「両国の首脳が出席した中、23日にベトナム産業貿易省と貿易拡大支援のための “コリア・プラス・イン・ベトナムおよびベトナム・プラス・イン・コリアMOU(了解覚書)”を締結した」と明らかにした。
両国は閣僚級の産業共同委員会傘下に、局長級の「コリア・プラス・イン・ベトナムおよびベトナム・プラス・イン・コリア」支援組織をそれぞれ運営し、2030年までに交易規模を1500億ドルに拡大する目標に対する履行過程を点検し支援する。
また「コリア・プラス・イン・ベトナムおよびベトナム・プラス・イン・コリア」の組織は、両国の貿易拡大のための課題発掘・情報交換・共同研究などの役割を遂行し、両国は輸出入や韓国企業のベトナム現地経営で発生する困難を解消するため、官民協議チャンネルを強化することでも意見が一致した。
さらに、グローバル供給網の急速な再編過程に対応するため、韓国とベトナムの産業省は「核心鉱物供給網センター設立MOU」を締結し、緊密な供給網協力体制を築いていく。
米国の地質調査局によると、ベトナムは2022年基準でレアアースの埋蔵量が世界2位となるなど豊富な天然資源があり、これらと韓国の優秀な加工技術を結合した水平的協力モデルを通じて、韓国は安定的な供給網を確保し、ベトナムは資源を高付加価値化するなど、協力のシナジー効果が極大化するものと予想される。
一方、韓国の産業通商資源部は、ベトナム天然自然環境省と温室ガス国外移転分野の協力を推進するための「韓-ベトナム・パリ協定第6条履行に関するMOU」も締結した。
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