朝鮮中央通信は1日、前日の軍事偵察衛星打ち上げの場面とする写真を公開した=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
朝鮮中央通信は1日、前日の軍事偵察衛星打ち上げの場面とする写真を公開した=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の「軍事偵察衛星」打ち上げを巡り国際海事機関(IMO)が初の非難決議を採択したことに対し、北朝鮮の国家海事監督局は8日、「国際海事機関の不公正で不法な反共和国(北朝鮮)決議を糾弾、排撃し、絶対に認めない」とする報道官談話を出し、北朝鮮の立場をIMOの公式文書に反映するよう要求した。朝鮮中央通信が報じた。

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 北朝鮮の主張では、IMOは衛星が打ち上げられる際に世界航行警報業務(WWNWS)を通じ航行警報を発するため、IMOに事前通報する義務はないとしている。だが北朝鮮が衛星を打ち上げた当日、IMOは事前通報の規定を厳格に順守するよう要求した。談話は「つじつまが合わない荒唐な内容で決議を採択した」とし、「強い遺憾と不快感を表さざるを得ない」と非難した。

 北朝鮮は先月29日、WWNWSの区域調整国である日本に衛星打ち上げ計画を事前通告し、31日に打ち上げたが失敗した。

 IMOはすぐに、北朝鮮の打ち上げが国際的な航行の安全を脅かすとして、非難する決議を初めて採択した。

 これに対し北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長は今月4日、「非常に不快だ」と述べ、今後は事前通告を行わないことを示唆した。 


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