韓東勲法務部長官、家宅捜索に反発する崔康旭共に民主党議員に「正常ではない、加害者が被害者を責める」＝韓国

ハン・ドンフン（韓東勲）法務部長官がチェ・ガンウク（崔康旭）共に民主党（野党）議員に対し「加害者が被害者を責めるのは正常な姿ではない」と述べた。

韓長官の個人情報流出に関し、家宅捜索の対象になった崔議員は「韓長官でなかったらこのようにしただろうか」と反発したことがあった。

韓長官は5日、ソウル南部矯正施設で開かれた朝鮮戦争戦死矯正公職者忠魂塔除幕式に出席し「事件に関して私が通報したり、告訴したことはない。警察が裁判所の令状により行う捜査だと聞いている」と述べた。

法務部はこの日の除幕式で、朝鮮戦争当時に殉職した刑務官167人の名前が刻まれた忠魂塔を公開した。

韓長官は追悼の辞を通じて「予定された死と苦難の道を黙々と歩いて行かれた167人がいらっしゃったので、今日の私たちがいる」と追慕の意を伝えた。

これに先立ち、崔康旭議員はこの日の午前、国会議員会館の事務室前で記者団に対し「記者の取材活動や国会議員と議員会館を家宅捜索し捜査を行うこと。そのような疑惑を受けないためには少なくとも私が考えるには長官個人の問題に関し、このようなやり方で公権力を誤乱用してはならない」と主張した。

韓長官の個人情報流出の嫌疑が持たれているMBC記者のイム某氏（42）との関係については「明確に申し上げる。私もそうだし、我々の補佐陣もそうだし、イム記者自体を知らない。一度も会ったり、接触した事実はない」と明らかにした。

崔議員は「いずれにせよ、本人たちが望む絵は作られないだろうし、今は多くの人を苦しめて無駄骨を折っている。協力、意図、謀議した形跡がなければ、これは大統領と法務部長官が捜査機関を動員して何らかの政治的利益のために協力したものと見るしかない」と述べた。

ソウル警察庁反腐敗・公共犯罪捜査隊はこの日の午前、韓長官の個人情報流出疑惑に関し、崔議員のキョンギド（京畿道）ヨンイン（龍仁）市の自宅前で携帯電話を押収し、国会議員会館事務室に対する家宅捜索を行った。