週末に都心のあちこちで集会 夜間行進も予告 = 韓国(画像提供:wowkorea)
週末に都心のあちこちで集会 夜間行進も予告 = 韓国(画像提供:wowkorea)
今週末にもソウルのあちこちで土曜集会が予定される中、「対抗集会」も開かれ、深刻な交通渋滞と騒音など、市民への影響が懸念される。夜間にも集会と行進が予告され、周辺の通行に支障をきたすことが予想される。警察は「カプサイシン」(天然催涙液)を携帯した機動隊を随所に配置し、夜間行進などの不法行為やアクシデントに精力的に対応する方針だ。

 警察によると、6日の顕忠日を控え、市民団体名誉回復運動本部が3日の午後12時から午後3時までソウル中区(チュング)のソウル駅広場で約1500人が参加する「第68回顕忠日記念集会」を開く予定だ。また、集会後の午後3時から5時30分までソウル駅広場 ~ (スンネムン)崇礼門 ~ ソウル広場 ~(チョンガク)鐘閣 ~ 新世界百貨店本店までの約3.3kmにあたる区間の道路2車線を行進する。公共運輸労組は、3日の午後1時から4時までソウル 鍾路(チョンノ)区 普信閣(ポシンガク)前の歩道で約300人が参加する「ケア労働者処遇改善要求」集会を開く予定だ。

 進歩系市民団体連合ろうそく転換行動は3日の午後6時から午後8時まで、ソウル中区のソウル広場と崇礼門一帯の世宗大路(セジョンデロ)の一部車道で約2000人が参加する第42回政府糾弾集会を開く予定だ。その後、午後8時からは1時間ほど夜間行進を行う予定だ。これに対し、保守系市民団体「新自由連帯」は、3日午後5時からソウル龍山(ヨンサン)区の三角(サムガク)地域一帯で約500人、チョン・グァンフン牧師が代表を務める自由統一党は午後1時からソウル鍾路区世宗大路交差点一帯で約200人が参加する対抗集会を開く予定だ。

 政府と闘争中の民主労総建設労組も集会および行進をする。「故ヤンフェドン共同行動」の約200人は、3日の午後6時30分から午後8時30分までソウル中区ソウルファイナンスセンター前での集会を皮切りに朝鮮日報社とセムナン路を経て西大門(ソデムン)区の警察庁前までの約1.8km区間を行進する予定だ。先月31日の午後1時からソウル世宗大路などの都心で2万人(主催者発表)が参加した大規模集会を開き、夜間行進を計画していたが、行進せず午後8時30分頃に自主的に解散した。また、1日にも夜間文化祭以後の行進を予告していたが実行されなかった。

 一方、3日の午前10時から午後4時30分までソウル麻浦(マポ)区上岩洞(サンアムドン)のソウルワールドカップ競技場では極東放送が主催する約8万人が参加する伝道大会の宗教行事が予定されており、当日この一帯は交通渋滞と人混みによる通行障害が予想される。

 警察は今週末に予想されるソウルの交通渋滞に対し、安全管理に総力をあげて対応する方針だ。ソウル警察庁は市民への影響を最小限に抑えるため、世宗大路 ~ 鍾路 ~ 乙支路(ウルチロ)などの主要な行進区間一帯に交通警察を配置し、車両通行がスムーズにできるよう努める。特に世宗大路一帯には可変車線を導入し、混雑がひどい交差点は車両迂回などの対策を行う。警察は予定されている集会と行進に寛容な姿勢を示すも、集会途中に発生するトラブルや不法行為には厳正に対処する方針だ。
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