ナンパ断られてフルスイング？被害女性は顔面骨折＝韓国ソウル

韓国ソウル市カンナム（江南）アックジョン（狎鴎亭）で、ナンパした女性が携帯の番号を教えてくれないという理由で、ある女性が無差別暴行を受けた中、この女性がタバコ吸い殻を投げつけ暴行が始まったという主張が出て、被害者が直接反論に出た。

今月21日放送された韓国放送局SBS「気になる話Y」では、去る7日午前2時30分ごろソウル江南区狎鴎亭のある道路で、男性が女性を拳で殴る場面が公開された。

多くの人が行き来する江南の真ん中でこのようなことが起きたことについて、一部では当時の状況が捉えられた監視カメラから、A氏（女性）がタバコの吸い殻を投げたことが暴行の原因を提供したことになるのではないかという意見も出た。

これに対してA氏はオンラインコミュニティに「現在議論になっているタバコの吸い殻を投げた場面が放送されることに“私が”同意した」とし「私はタバコ吸い殻を道端に投げたが、加害者の友人に向かっては投げていない」と反論した。

それと共に「万が一そうだったとしても、加害者が私を暴行した事実は変わらず、正当化することもできない」と強調した。

事件当時3人の男性はA氏に接近し、しつこく連絡先を聞いた。A氏は「彼氏がいる」、「結婚している」などと言い断ったが、男性は退かなかった。ところが、男性1人が5メートルの距離から走ってきていきなりA氏に拳を振り回し、A氏は気を失いその場に倒れた。

顔を殴られたA氏のコートには血で汚れ、顔の骨が数本折れた。

しかし加害男性らはA氏に対し何も措置もしないまま現場を立ち去り、また別の居酒屋に行き飲み会を続けた。

現場でこの状況を目撃した市民は「5メートル程度走り、フルスイングで殴った。パンチングマシーンを殴るように遠くから走ってきて殴った」と当時を説明して驚愕した。

演劇映画科出身で女優志望だったA氏は、顔の骨が折れ人工骨挿入手術を控えており、「頻繁に悪夢を見る」として苦痛を訴え、精神治療も受けていることが分かった。

傷害容疑で警察に逮捕された加害者B氏は「悔しい」という立場を明らかにしたと伝えられた。