児童虐待犯罪の処罰などに関する特例法上の児童虐待致死の疑いで拘束令状が請求された20代のA容疑者は30日午後、令状審査が開かれるインチョン(仁川)地裁に姿を現した。A容疑者は帽子にマスクをして顔の露出を避けた姿で、取材陣の質問に「大変申し訳ございません」と涙を流した。令状審査は午後2時から始まり、拘束されるかどうかは午後遅くに決定される見通しだ。
A容疑者は重度の知的障害を持っており、今月中旬に仁川ソ(西)区のマンションで生後40日になった自分の息子B君を床に落とした後に放置して死亡させた疑いが持たれている。
A容疑者は警察の取り調べで「子どもの面倒を見ながら抱いていたが、誤って落としてしまった。大丈夫だと思って病院に連れて行かなかった」と供述した。
A容疑者の夫は「数日前から子どもの健康状態が良くなかったが、一般的な風邪の症状だと思っていた。妻が子どもを落とした事実を知らなかった」と主張した。
国立科学捜査研究院はB君の遺体を解剖した後、「右耳の上の頭蓋骨骨折と若干の脳出血によって死亡したものと推定される」とする一次所見を伝えた。ただし、B君の遺体から頭蓋骨骨折以外のあざのような外傷は発見されず、B君の姉である3歳の女児も虐待の痕跡は出てこなかった。
しかし警察は、実母が健康異常の兆候を分かっていながら放置したものと見て、児童虐待致死容疑を適用した。
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