ルイ・ヴィトン擁するLVMH会長が訪韓しロッテ百貨店などを訪問、韓国市場拡大へ＝韓国

ロッテ百貨店によると20日、フランス高級のブランド「モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン（LVMH）」のベルナール・アルノー会長が韓国を訪問。初の日程としてロッテ百貨店アヴェニュエルやロッテ免税店などを、約1時間視察した。

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アルノー会長はその後の日程で、ギャラリア百貨店のキム・ウンス代表、新世界百貨店のソン・ヨンシク社長などとの面談が予定されている。

アルノー会長の訪韓は、韓国における高級ブランド品市場の拡大に対する可能性を評価し、本格的な事業拡大に乗り出す意向があるものと分析できる。とくに韓国の空港内にある免税店に関して、LVMHの経営方針と関連した議論も行われるとみられる。

これに関連し、仁川国際空港は第2ターミナル第3区域に複層型のブティック「デュープレックス」を新設する計画だ。1つのブランドを2階に分けて販売する大型店舗で、この売り場を巡って現在、新羅免税店と新世界免税店が競争入札を行っている。業界によると、ここにルイ・ヴィトンが入店する可能性が高いという。

LVMHによるブランドの韓国での実績をみると、ルイ・ヴィトン・コリアの2021年の売上高は1兆4681億ウォン（約1477億9803万円）で前年比40.2%増加。エルメスとシャネルと超えた。コロナ禍前の2019年と比べると87.1%増加し、過去最大となる。