「黒いゴム靴」のイ・ウヨン作家が遺体で発見…享年51歳

漫画「黒いゴム靴」で有名なイ・ウヨン作家(51)が11日、カンファド（江華島）の自宅で遺体で発見された。

12日、インチョン（仁川）江華警察署によると、前日の午後7時ごろに仁川市江華郡ソノォン（仙源）面にある自宅でドアに施錠をしたまま気配がないという家族の通報により警察が出動し、イ作家が遺体で発見された。

警察はイ作家が自殺をしたと見て、遺族の意志により検視をしないことにしたと明らかにした。遺書は見つかっていないが、遺族は警察に「イ作家が最近著作権の訴訟問題で苦しんでいた」と語っていると伝えられた。
同作家は2019年漫画「黒いゴム靴」の共同著作権者らと収益配分訴訟で法的に争っていた。

「黒いゴム靴」はイ作家の代表作でありデビュー作（1992～2006年）だ。同漫画は1960年代のソウルを背景に小学生のキヨン、中学生のキチョルと家族の話をコミカルに描き、大衆から大きな人気を集めた。

■自殺を防止するために厚生労働省のホームページで紹介している主な悩み相談窓口
●こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556
●よりそいホットライン:0120-279-338、岩手県・宮城県・福島県から:0120-279-226
●いのちの電話:0570-783-556