「江南遊興施設麻薬事件」、当時の客3人を在宅送致=韓国(画像提供:wowkorea)
「江南遊興施設麻薬事件」、当時の客3人を在宅送致=韓国(画像提供:wowkorea)
昨年7月にソウル・カンナム(江南)区の遊興施設で共に酒を飲んだ20代の男性客と30代の女性従業員が死亡した事件と関連し、同席していた3人が在宅の状態で検察に送致された。

28日ソウル江南警察署は、昨年7月5日にソウル江南区ヨクサム(駅三)洞の遊興施設で共に酒を飲んでいた20代の男性客(A容疑者)と30代の女性従業員Bさんが死亡した事件と関連し、酒に麻薬(ヒロポン)を混ぜた容疑を持たれているA容疑者を「公訴権なし」として不送致したと明らかにした。

昨年7月5日、A容疑者とBさんはヒロポンが入った酒を飲んで死亡した。A容疑者は事件当日の午前10時20分ごろ自宅で死亡した状態で発見され、Bさんは店の付近の公園に駐車された車から死亡した状態で発見された。事件当時、酒の席にはA容疑者とBさんを含め計6人(従業員2人、客4人)が同席した。

A容疑者は酒のグラスにヒロポンを混ぜ、Bさんがこれを飲んで死亡するようにし、麻薬類管理法違反(買収および使用)、傷害致死の容疑が認められたものの、(A容疑者も)死亡しているため「公訴権なし」として不送致処分が下された。

その後、A容疑者に麻薬を販売したと調査された供給役および流通役の4人は、事件発生から約20日後の昨年7月27日に検挙された。当時、死亡したA容疑者の車からは1度に約2000人が同時に使用できるだけの多量のヒロポンが発見され、警察は流通役を追跡してきた。検挙された流通役らは昨年8月に拘束状態で送致されている。

また、最終捜査の結果、警察は当時A容疑者と同席していた客3人(男性2人、女性1人)にはA容疑者の傷害致死などの容疑に対するほう助の容疑があると判断した。

さらに、客のうち男性のC容疑者に対してはA容疑者とともにヒロポンを購入した事実が明らかになり、共犯の関係として麻薬類管理法違反の容疑が、女性のD容疑者に対しては麻薬のエクスタシーを使用し麻薬類管理法違反の容疑がそれぞれ追加で認められた。警察は計3人を在宅送致したと明らかにした。
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