「清涼飲料水・焼酎・ビール値上げを撤回」…政府の要請が通じたか=韓国(画像提供:wowkorea)
「清涼飲料水・焼酎・ビール値上げを撤回」…政府の要請が通じたか=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国では年初から続いていた物価上昇のニュースとは対照的に、飲料水メーカーが相次いで値上げを取り下げると発表した。これは企業側が政府の度重なる値下げ要請に応じた結果とみられる。今回、「プルムウォン」・「ハイト真露」・「OBビール」が清涼飲料水・焼酎・ビールの値段を当分凍結する意向を明らかにした。

 27日、業界によると、プルムウォンは3月から値上げの予定だった清涼飲料水の値段を凍結することにした。プルムウォンは3月1日から、「プルムセンムル」や新製品「ウォータールーチン」などの出荷価格を5%引き上げる予定だったが、内部決定によりこの計画を取り下げた。

 同社関係者は「高物価時代の消費者の価格負担を減らすために、内部決定で計画を変更した。当分は値上げの予定はない」と語った。

 韓国焼酎業界1位のハイト真露も、物価高と関連して、当分の間焼酎の値上げがないと発表。同社関係者は「値上げの要因は存在しているのが事実だが、経済の状況が難しいため、消費者や自営業者の負担を減らすことにした」と説明した。

 韓国ビール業界1位のOBビールも「当分ビール価格の調整はない」と述べた。当初、OBビールは4月の増税に伴い、値上げを検討してきた。しかし、最近、焼酎価格論争がビールなど他の酒類にまで影響を与えたことから、多少負担を感じたものとみられる。

 一方、農林畜産食品省は28日、主要食品メーカーの代表らを招いて物価安定懇談会を開催する予定だ。韓国政府は1月にも食品業界に値上げを自粛するよう求めるために懇談会を開いた。
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