日本を訪れる外国人観光客、新型コロナウイルス感染拡大前に比べ56%水準にまで回復…「景気回復を後押しする見通し」=韓国報道(画像提供:wowkorea)
日本を訪れる外国人観光客、新型コロナウイルス感染拡大前に比べ56%水準にまで回復…「景気回復を後押しする見通し」=韓国報道(画像提供:wowkorea)
日本を訪問する外国人観光客が新型コロナウイルスのパンデミック前に比べて半分以上の水準にまで回復し、緩やかに景気回復を後押しする見通しだと分析されている。

韓国銀行は26日に発表した「海外経済フォーカス」を通じて、「1月に日本を訪れた外国人の入国者数が150万人を記録し、2019年の月平均266万人の56%水準に回復した」とし、「今後、中国の経済活動再開などで観光客が大きく増加し、自国のサービス業および経常収支の改善に寄与する見通し」と明らかにした。

日本は2022年の10月から個人の外国人観光客の受け入れを再開した。観光目的の個人旅行の許可とビザなし措置を再開し、1日の入国者数の上限を5万人としていた措置も撤廃した。

日本の外国人観光客の回復は韓国人観光客が主導した。日本への外国人入国者を国籍別に見ると、韓国が57万人で全体の38%を占め、新型コロナウィルスのパンデミック直前の2019年の月平均47万人より10万人上回った。2位は台湾で26万人(17%)だった。

日本は今後、旅行の繁忙期が訪れることと、中国の経済活動再開などにより外国人観光客が大幅に増加し、経常収支の改善に好影響を与える見通しだ。日本への入国者数の上位4か月は4月から7月に分布している。

韓国銀行は「このところ日本の消費およびサービス業の業況が改善している中で、今後は旅行業界の収支改善などが景気回復を後押しするものとみられる」と予想し、日本政府が新型コロナウィルスの感染拡大前に力を入れていた観光産業育成政策に再び弾みがつくのではないかと分析している。日本の旅行収支は政府の観光産業育成政策などに支えられ、2015年に1兆1000億円の黒字に転換して以降、新型コロナの感染拡大前まで黒字幅を着実に拡大させてきていた。

一方、最近の韓国の外国人入国者数は2022年12月時点で54万人で、2019年の平均値(146万人)に比べて37%の水準にとどまった。新型コロナウィルス感染拡大前に大きな割合を占めていた中国や日本、台湾からの入国者数の回復が遅れている状況だ。
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