生産者物価、3か月ぶりに上昇に転じる…電気料金、オイルショック以来43年ぶりに大幅値上げ=韓国報道(画像提供:wowkorea)
生産者物価、3か月ぶりに上昇に転じる…電気料金、オイルショック以来43年ぶりに大幅値上げ=韓国報道(画像提供:wowkorea)
韓国の1月の生産者物価が前の月に比べて0.4%上昇し、3か月ぶりに上昇に転じた。特に電気料金が10.9%と、1980年の第2次オイルショック以来43年ぶりの大幅上昇となった。

23日に韓国銀行が発表した「1月の生産者物価指数」によると、今月の生産者物価の前の月に比べた上昇率は0.4%で、2022年10月に0.5%を記録して以来3か月ぶりに上昇に転じた。

特に電気料金など公共料金の上昇が生産者物価全体の上昇に大きな影響を与えた。電力・ガス・水道及び廃棄物が4.0%上昇した。

農林水産品は0.6%上昇し、畜産物は5.8%下がったが、冬の日照量の減少や暖房費の値上げなどにより、青唐辛子が85.8%、キュウリが32.9%高騰するなど農産物が全体で4.9%上昇し、水産物も需要の増加により0.4%上昇した。製造原価の上昇などによりインスタントコーヒーなどの飲食料品(0.7%)や化学製品(0.1%)などが上昇したが、軽油や船舶燃料用重油など石炭および石油製品(マイナス3.1%)などが下がり、工業製品は前の月に比べて0.1%下落した。情報通信および放送サービス(1.0%)、飲食および宿泊サービス(0.5%)などが上昇し、サービス価格が全体で0.5%上昇した。

生産者物価の上昇率は前年同月比で5.1%と、7か月連続で上昇傾向が鈍化している。原油価格の下落に加えて石油・化学製品の上昇の鈍化、コンピューター・電子機器および光学機器の下落幅が拡大した影響だ。

韓国国内に輸入される商品およびサービスの価格変動を測定した国内供給物価は前の月に比べて1%下落し、3か月連続で下落している。国内出荷は0.6%の下落にとどまったが、輸入が9.7%と大幅に下落した影響だ。原材料は8.1%下落し、中間財も0.4%下落した。一方で、最終財は消費財やサービスなどを中心に0.1%上昇し、前年同月比では4.8%の上昇となり、4か月連続で上昇傾向が鈍化している。
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