「給料以外は全部上がる」...ソウルの公共交通料金値上げが間近に=韓国(画像提供:wowkorea)
「給料以外は全部上がる」...ソウルの公共交通料金値上げが間近に=韓国(画像提供:wowkorea)
庶民の物価に大きな影響を及ぼす暖房費・電気料金など公共料金が相次いで値上げされている中、予告されていたソウルの公共交通料金値上げも4月に現実化する見通しだ。8年ぶりに料金を値上げしようとする動きのため、これに反対する政府部署、市民団体などとの葛藤も激化するものと見られる。

ソウル市は11日、地下鉄、市内バスとコミュニティバスなど公共交通料金を300ウォン(約30円)または400ウォン(約40円)値上げする案を用意した。これに先立ち、ソウル市は昨年末に「公共交通料金の300ウォン(約30円)値上げ案」を明らかにしていた。

料金が値上げされれば、2015年6月以降、約8年ぶりのことになる。企画財政部の反対でことしの予算案に地方自治体の都市鉄道PSO(公益サービスに伴う損失補填支援)が外れると、料金値上げのカードを取り出したことになる。

現在、ソウルにおける公共交通の基本料金は、地下鉄1,250ウォン(約130円)、市内バス1,200ウォン(約120円)、コミュニティバス900ウォン(カード基準、約90円)となっている。値上げ額が400ウォン(約40円)と決まれば、市民は地下鉄1,650ウォン(約170円)、市内バス1,600ウォン(約160円)、コミュニティバス1,300ウォン(約130円)の基本料金を支払う必要がある。値上げ額が300ウォン(約30円)と決まれば、基本料金は地下鉄1,550ウォン(約160円)、市内バス1,500ウォン(約150円)、コミュニティバス1,200ウォン(約120円)になる。
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