ソウル市は11日、地下鉄、市内バスとコミュニティバスなど公共交通料金を300ウォン(約30円)または400ウォン(約40円)値上げする案を用意した。これに先立ち、ソウル市は昨年末に「公共交通料金の300ウォン(約30円)値上げ案」を明らかにしていた。
料金が値上げされれば、2015年6月以降、約8年ぶりのことになる。企画財政部の反対でことしの予算案に地方自治体の都市鉄道PSO(公益サービスに伴う損失補填支援)が外れると、料金値上げのカードを取り出したことになる。
現在、ソウルにおける公共交通の基本料金は、地下鉄1,250ウォン(約130円)、市内バス1,200ウォン(約120円)、コミュニティバス900ウォン(カード基準、約90円)となっている。値上げ額が400ウォン(約40円)と決まれば、市民は地下鉄1,650ウォン(約170円)、市内バス1,600ウォン(約160円)、コミュニティバス1,300ウォン(約130円)の基本料金を支払う必要がある。値上げ額が300ウォン(約30円)と決まれば、基本料金は地下鉄1,550ウォン(約160円)、市内バス1,500ウォン(約150円)、コミュニティバス1,200ウォン(約120円)になる。
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