今月15日、UAEの首都アブダビで首脳会談を行う尹大統領(左)とムハンマド大統領=(聯合ニュース)
今月15日、UAEの首都アブダビで首脳会談を行う尹大統領(左)とムハンマド大統領=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は31日、ソウル市内の韓国貿易協会で開かれた会議で、アラブ首長国連邦(UAE)から誘致した300億ドル(約3兆9000億円)の投資について「兄弟国であるUAEがわれわれを信頼して決めたもの」として「われわれも両国の利益に見合う革新的な投資パートナーシッププロジェクトを発掘することで応えなければならない」と述べた。

 尹大統領は14~21日にUAEとスイスを歴訪し、UAEからの投資を引き出すとともに61億ドル規模の了解覚書(MOU)48件を締結した。 

 第3回輸出戦略会議を兼ねたこの日の会議は、歴訪の成果を共有し、投資金の活用など官民協力策を議論するために開催された。

 尹大統領は官庁を中心とするUAE投資協力委員会、公共・民間・投資機関・企業が参加する投資協力ネットワークを発足させる一方、このほど構築を指示した「韓国・UAE投資協力プラットフォーム」を通じてUAEと迅速な協議を進める考えを示した。

 また、「経済安全保障、先端技術がパッケージとして運営されるブロック化された経済戦争において、企業と政府がワンチームにならなければならない」として、これを後押しするために政府を挙げて取り組むよう改めて強調した。

 歴訪中に自らを「韓国の営業社員」と名乗った尹大統領は、「革新の最前線で韓国企業をすり減った靴で走らせるわけにはいかない」として「企業が走れるよう、政府が企業の営業社員と企画社員を兼任しなければならない」と述べた。


Copyright 2023YONHAPNEWS. All rights reserved. 40